『出稼ぎ〇〇万円』『貯金額〇〇万円！』
そんな見出しが目立つのか、私がついつい見てしまいがちなのか。
本当にこう言った記事がたくさん増えたなぁと実感する今日。私は物申したい！
ワーキングホリデーに来る人も年々増えている現状。私もそのうちの一人として渡豪。
現在私は課題に追われる専門学生をしております、そらかんです。
就学時間外はオーストラリアで絵を描いたり、日記感覚でブログを書き残しております。
https://www.instagram.com/sorakan_art
本題からそれましたが、、、
『出稼ぎ〇〇万円』『貯金額〇〇万円！』
って一見すごく見えがちだけど、それを稼ぐには日本でフリーターとしてバイトをするぐらい働くことが基本的には必要なのをメディアは十分取り上げない。
かといって20万らへんの金額だと、日本では問題ないかもしれないがオーストラリアではそうもいかない。生活にかかる費用も違うしね。。
（ちなみに学生は働ける時間に制限がある関係で20万から25万らへん。悲しい）
テレビにでてる方たちは、歩合制で手取りが高くなる体力仕事や、掛け持ちで長時間働く方、たまたまベースの給料が水準よりも高いバイトをしてる方がメイン。切り取り方もあってか給料面の良いところしか見れない。
別記事で『出稼ぎで来ました。けど現状は…。』ってなってる日本人が今溢れかえっているのも、このメディアの印象操作の副産物なんだろうなと感じる。
私は正直『出稼ぎ〇〇万円稼ぎました。月の貯金は〇〇万円です。』って言っている方をみて、
『そりゃ朝から晩まで働いて、掛け持ちして、どこも出かけなければ貯金でしょうよ』
『でかけるって言っても9割型家の近く、またはお金のかからないシティ近郊がメインで、旅行外で行けないようなところの探索はしないからでしょ』
としか思えない。
私の友達も当てはまるが、そもそも複数掛け持ちしていると時間がないのが普通なので、時間的にも楽しみきれないんだろうなってかんじ。
稼ぐのはすごい。体力があるのもすごい。
2ヶ月ほど月50万ほど稼ぐぐらい掛け持ち3つ(カフェ、ジャパレス、在宅勤務の翻訳）やっていたが、ほんとにきつい。日本の勤務と変わらない。
歩合制のフルーツピッカーの方に対しては、おそらく相当な体力があって手際の良さもあるんだろうなと思いつつ、周囲からのファームジョブの感想を聞くとめったにはいないらしい。
取った分だけ反映されるので、相当体を酷使しているんだろうなと聞いていて感じる。
楽に稼げるなんてことは絶対ない！
私も一年半以上住んでいるため、ある程度の日本人と出会えた。
ロードトリップだったり、バックパッカーのように複数箇所を転々とする方は意外とカツカツな生活している。
そう方ももっと日本メディアには取り上げてほしい。
バックパッカーになれ！ワイルドな生活をしろ、これが間違えている！ではなく
•国を越えてまで馬車馬のように働くだけではないこと
•現地の方だからわかる日本の良さを経験を通じて少しずつ気づいていくこと
・緑豊かな公園でのんびり将来を考えること
・他国に関心を持ち改めて政治に関心を向けること
・日本ではできないような、きれいなビーチや砂浜でのんびり読書を楽しむこと
そういう今の日本人が見落としがちだが必要なマインドを、同じ尺を使って紹介するべきだと感じる。
日本をマイナスに評価することが、メディアの注目に結びつく可能性があるのは理解できる。
……が！！
どうしてこうも、『出稼ぎ』『貯金』とか働くことばかりなんだろうか。。
英語力がなくても働けるが、1年間稼ぐためだけにわざわざ日本でのキャリアを捨てて一年フリーターになるのは大きな賭けすぎないか。
日本は選ばなきゃ職はたくさんあると思うし、戻って再就職はできないは言い過ぎ、
だけども海外経験のためで来たものの『ジャパレスで必死になって働き、稼ぐが目的になってしまっている方』を見ると、日本と何が違うのだろうと反面教師にしてしまう。
そしてこういった方が本当に多い気がする。
メディアの作り出す現在のワーホリブームってこうやって今の若者を海外に送り出し、日本に改めて関心を向けさせるためなのか。。
もしかして。。
『獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす』
的な考えもってたりするのかな。
だとしたら深いし脱帽だなぁ。
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